番外:今からコンサートで稲葉さんが歌い踊る姿を想像して涙がにじむ件
急に仕事が忙しくなり更新の手がすっかり緩んでおりました。今日は気持ち悪い感想文じゃなくて、ちょっと番外編です。
実は、昨日放送された日本テレビ「イッテQ」が、安室奈美恵さんの大ファンだというイモトアヤコさんが、25年分の積年の想いを安室さんに伝えたという神回だったんですね。それにすごくすごく感化されましてね。
昨日だけで、2回も繰り返して見ましたよ。
もともと、イモトさんって言葉遣いも乱暴だし、見てて疲れるなと思ってたんですわ、むしろあまり好きじゃないくらいの。だけど、安室さんの引退がわかった時の彼女の悲しみっぷりを見て、すごく気になるようになって、イモトさん自体を応援するようになったんですよね・・・
大泣きしながらも普通だったらできないチャレンジにトライして、その勇気は安室さんからもらっていると。そんな彼女の姿が、本当に安室さんのことを好きで、憧れて、大切にしていることがとても伝わったから。
にわかのわたしですらそう思ったくらいですからね、ネットの評判を拝見すると、軒並み好評というか、絶賛に近いコメントが当たり前のように並んでましたわ。
普通、熱狂的なファンからしてみたら、あれほど近い場所で、しかもバラエティで取り上げることを否定する気持ちになる人も多いでしょうに、イモトさんが本気の本物のファンだからこそ、周りもそれをわかってウェルカムな気持ちになるんでしょうね。
さて、自分はどうだろう。30年近く好きだけど、同じようにアーティストをリスペクトし、自分の糧にできているだろうか。むしろ、わたしは「この素晴らしさを知っている優越感を、自分だけで味わいたい」っていう方を優先して、おそらく「あー。だからあんまり好きになれないんだよね、あのアーティスト」みたいな、よくある周囲のハードルをあげる嫌な感じのファンにしかなれていないと思うのですよ。
わたしもイモトさんのような、この人がファンでうれしい!ってアーティスト側が思ってくれるような応援の仕方ができたらよかった・・・と、もらい泣きで号泣しながらぼんやり思った日曜の夜でした。
件の番組で、安室さんのコンサートの風景が少し流れたんですけど、それを見るファンのみんなの目には涙が浮かんでいて、25年の歴史を感じましてね。B'zさんは30周年なんですよ、ただ、解散や引退とは違う、アニバーサリーだから、また違う風景なんだろうなと思いますが。それでもやっぱり、色々なことを思い出し、色々なことを重ねて、胸が熱くなって涙を流すんだろうな・・・と想像してカーっとなってます。
本番当日は何を着ていけばいいのか、tomorrowlandの最新のyoutube見てイメトレしてます。B'zのファンのみんなはビキニとかは着ないのかな・・・
【BREAK THROUGH】先駆けすぎたせいか?あまり広まらなかったけど、昭和の女子にとっての「ちはやふる」は「LADY-GO-ROUND」だと思う
アルバム:BREAK THROUGH 曲名:LADY-GO-ROUND
なかなか初期B'zらしさが出ている、打ち込みサウンドが光った1曲。
まあ例によってなかなかな恋愛観の世界を歌ってるんですけど、
「 砕け散ってるアスファルトで抱きしめた君の 卒業の夜にお別れするなんてもう夢のよう」
まずアスファルトが砕け散ってるところで抱き合うとかちょっとやめたほうがいいし、
「明日home town帰る君にあげよう 溶けるような極上キス それっきりでバイバイさ」
溶けるような極上キスはいいんだけど、それっきりでバイバイするくらいならお別れキッスなんてやめておけよ・・・とも思うわけです。
4年制の大学で、卒業シーズン、就職は決まって出身地である地方に戻ってしまう女子(昔は珍しくなかったもんね、そんなことも)。その彼女と別に遠距離で続けるほど愛してるってほどでもない、ジャスト「彼氏」「彼女」のステータスでの繋がり。まあ寂しいけど恋愛なんてぐるぐる巡っていくもんだし、次はどんな人と付き合うのかなー。逆らえない地球の摂理には身を任せよう!!
みたいな印象の曲です。
いきものかがりやゆずなどには見られにくい世界観ですね。(わたしがあまり知らないってこともあるし、世の中が期待している世界観を守っているってのもあるんでしょうけど)
いきものがかりの吉岡さんが、この手の歌詞の曲をあの感じでのびのびと歌い上げたら、すごいギャップでさぞかしセクシーなんだろうなーって思うけど。
さて、この曲の歌詞で注目すべき大きな点は百人一首の歌が引用されているところですね。
「心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」 三条院
「嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな」 西行法師
「このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」 菅家
何度も書いてますけど、当時インターネットなんてないわけじゃないですか。わたし、この歌詞の意味をどう捉えたら?と調べまくって行き着いた解が、百人一首。
まあ、わかった途端、カルタ取り超ハマって、その年のお年玉で買いましたよねー、かるたを。色々覚えて、学校でやる年1のかるた大会みたいなのを超絶楽しみにするという根暗い感じの女子でした。頭の中では稲葉さんに追われるいい女でしたけど・・・
趣味が合う子も全然見つからなかったな・・・かるたハマってたことも周りに言わなかった覚えがある。
しかももし当時、競技かるたなんて存在知ってたら、もっとハマってたんだろうな。わたしが子供の頃ネットがあったら本当人生がだいぶ変わっていた気がする。いい風にも悪い風にもw
今の時代、本当便利になって、何でもかんでもアプリがあって、無料でDLできちゃうし、多分かるたもあるんだろうな・・・久しぶりにやってみようかな。こうやって気軽にできるのは最高だけど、なんか、こう達成感というか、ずっと思いが残る何か、みたいなのは少ない気がしちゃう、ってのは老害の考え方かねww
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
【BREAK THROUGH】「となりでねむらせて」ひらひらエプロンつけて頰を膨らます可愛い彼女気分になれる最高の曲だ
アルバム:BREAK THROUGH 曲名:となりでねむらせて
昔、タクシーって高級品だったんですよね。
実家にいた頃なんか、滅多に使ったことなかった。使うときは超贅沢!!!基本、車(自分では運転できないけど)移動だったからってのもあるけど・・・
都内に引っ越してきて部屋を探す基準は、六本木、渋谷で遊んでタクシー3000円圏内、っていうのを条件にしていたくらい(徐々に2000円、1500円、と成り上がって行った)一人暮らししてからはタクシー移動が本当増えた。お金全然たまらないなあ、おかしいな。ってお前飲んで食べてタクシー乗って、ってやってたらそりゃたまりませんよね。
最近は初乗りを値下げしてくれたこともあり、本当に気軽に使えるようになったけど。それでも「贅沢かな??」って一瞬刷り込まれた意識が頭を擡げる。まあ、病院行くとき、朝お寝坊した時など、非常に助かる足です。わたしが都内から絶対に離れたくない理由の一つが、スポットとスポットの距離が短いので、自分で車持っていなくても安価な手段で移動ができるっていうところなんですよね。最近はバスもお気に入り。
さて、今回のテーマのこの曲冒頭で出てくる「飛ばしてくれタクシーもっと宙に浮くほど」のタクシーは、どちらかというと前述の、都内でちょっと「今六本木で遊んでるんだー。え?みんな渋谷にいるの?すぐタクシー乗って行くわ!」っていう移動じゃなくて、「今目白のスタジオで収録やっと終わったところ。やばい、横浜まで車でどんくらいかかる?」みたいな距離感なんですよね。※わたしの感覚ですよ。
この曲はもう完全に、わたしおうちで待ってるかわいい彼女(当時稲葉さんは結婚してなかったので)。なかなか帰ってこないダーリンに、プンスカ頰を膨らませて待ち続けて(当時携帯もポケベルもないです)、しまいにゃ深夜2時をすぎたのでベッドに先に入って横になっちゃう。急いで帰ってきたダーリンはテーブルに乗ったお夕飯を横目で眺め、急いでベッドに滑り込んでくるわけです。本当は起きてるのに意地をはって寝たふりするわたし。でも、怒りも落ち着いた頃に、やっと帰ってきてくれたダーリンの存在が嬉しくて嬉しくて、我慢できずに背中からぎゅっとお帰りなさいのハグをするわけですよ。
※小学生の妄想ですよ。
ちなみに30年経った今でも、ひとり台所に立って料理してると「腕あげたね最高クッキング ほら全部たいらげたよ」って空になったお皿を自慢げに見せてくる若かりし頃の稲葉さんの笑顔が目に浮かびます。
そして、深夜ちょっと距離あるところからタクシーで帰るときはイントロ流れちゃうよね。わたし的にはGET WILDのイントロよりこっちのイントロのが流れがち。
ただ、「あの娘って誰のこと?違う違うよ関係ないよ」の部分とか。
お前さ、ただでさえ仕事忙しくて何してんかわかんねえ動きで電話不精は生まれつきの病気だわとか抜かしてんのに、その上で知らねえ女のこと話題に出すとかなに?無神経なの?バカなの?
って今では思いますね。昔はただのイチャつきだと思ってましたけど、ちょっとこの設定のメンズ頭おかしい。うーん。わたしが歳をとっただけなのか?
(あと、「違うよ、全然違うよ」の方を連想するとかね。)
なんか、結婚する前までの稲葉さんの曲に出てくる歌詞の中の恋するメンズ、なんかよく考えると「あれ?」っての多いのよね、今思うと。いや、よく考えたら、の話よ。
それでもこの曲を歌うとやっぱり、無条件になんかちょっとウキウキしちゃうのは、やっぱり稲葉さんの魅力というか魔力やべえな、まじすげえわ、と思えるわけですよ。
はー。カラオケ行きたい。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
【BREAK THROUGH】「BOYS IN TOWN」同じスクランブルでもこんなに映る景色は違う、今も昔も渋谷は夢の集まる街
アルバム:BREAK THROUGH 曲名:BOYS IN TOWN
BOYS IN TOWN - B'z [Instrumental] (Cover)
だめだ、今回はとうとうインストの引用だ・・・
さて、気持ち悪くてそろそろみんな引いてきた頃かな、と思いますが続けて行きます。なぜなら私はhalf tone lady。fool for the loveなのです。cool down your mindって言われても止まらないのです。
さあ、こんな感じでどんどん行きましょう。
この曲はB'zとしてスタートする1年前の稲葉さんのイメージで描かれた世界観という話らしいです。
「何をしたいの?誰としたいの?時々臆病になるよ
行方知れずの将来のこと忘れたいけど空回りもいやだ」
「今も楽しいけどもっと派手なことするのさ
みんなのこと悔しがらせてみたい」
大きな才能が花開く前の若い獅子が、虎視眈々と都会の空を見つめる感じがすごい熱く伝わってくる、良い歌詞ですよね。
わたしはとてもおとなしい性格で、体も小さかったものですから、とにかく「何もできない子供」と親からも思われていて、小学校何年間もずっと同じ女の子のターゲットにされて友達を取られたりとか本当「もっと楽しい毎日がどこかにあるはず」ってずっと悶々としていたんですよ。
きっといつか、誰かがわたしと友達だってことを自慢に思う日がくる。きっといつか、わたしをバカにしたことを後悔する日がくる、って。
そんな気持ちにぴったりと合った、熱意溢れる一曲なんですね。
ただ、まだ当時、わたしは渋谷に詳しくなかったので(高校生にならないと渋谷まで遊びに行くことはなかったので)「公園通りで群れて引っ掛ける刹那のハッピー」の意味がわからなかったんですけど。
公園通りでナンパって、パルコ行く女の子ひっかけるってことかしら?成功率低そうだけど昭和の頃はあの辺がナンパできるエリアだったのかなあ??わたしが高校生の頃は東急ハンズの方とか、センター街、109までのあのみずほとかマツキヨとかあるあたりが一番すごかった記憶だけど・・・
人は誰しも、いつか自分が「何者か」になれるんじゃないか、自分のいる場所はもしかしたらもっと高い位置なんじゃないか?って期待しながら、そしてがっかりして、現実に追われて生きているんだと思うんですよ。で、ある程度年齢を重ねたら自分は何者でもなかった、って諦めて、諦めればがっかりすることもないので、平常心で生きられる、それが正しい人生だって思ってるんだ。
わたしももう良い加減、「誰かに注目されること」が最後の正解じゃないことはわかっていて、それが「ひとかどの人」である証明とは思わない。
でも、SNSやブログとかで簡単に誰でもどうでも良いことを「発信」できるようになると、「あれ?もしかして自分は世間に対して何か行動を起こせる人間なんじゃないか?」と勘違いしやすい環境が整うし、わたしの場合は余計に、仕事柄みんなが楽しんでいる媒体や話題になるアプリを提供する側の人たちと近しいから、まるで自分もその関係者なんじゃないか、って錯覚することもある。
だから、いつも気がつくと、あれ?自分には何もないんだった、って真っ暗な足元を呆然と見つめてたりするわけなんだけど、それでもどこかで「大丈夫、まだ先がある」って思ってるんですよね。
少しずつでも自分が変われたら、もしかしたら、振り返ったそこに何かが残っているんじゃないかなって思って、前に進もうとするわけです。良い歳になっても。
どうなりたい、っていうイメージがあるわけじゃないし、何かできるとも思ってないし、何も始めてないから、自分が一番好きな自分になれたら、それがゴール、っていう認識に落ち着いただけ、まともな大人の姿になれたのではないか、と思ってはいますけど。はは。
「つまづいても降りたら終わっちゃう」ので、わたしは降りない道を選びたいです。だって、今でも稲葉さんは憧れのひとなんだもん。
「あの人はすごいと世界の噂になりたい」
あなたは、もう、全てを飛び出して、きっとこの曲を思い出した時に「こんな時もあった」って笑っているのでしょう。
わたしも今も追いかけてますよ、あなたを。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
【BREAK THROUGH】「STARDUST TRAIN」体が二つあったらあなたの愛と誠実に生きられたのに、と涙を流す小学生だったあの頃
アルバム:BREAK THROUGH 曲名:STARDUST TRAIN
別にわたしの趣味のブログなのでわたし語りでいいんだよね?まあ、させてもらうけど。
小学生の時、みんなバレンタインでチョコレートあげたりとかしてたじゃん。なんか、今思うとあれ、別に好き嫌いとかじゃなくてチョコレートを手作りする女子な自分が好きだからそれに興奮してたんじゃないか?と睨んでるんですけど、どうでしょう。
わたくしは初恋と呼べる恋はものすごく遅くて、19とか20くらいだったのかも、と思う。それまで彼氏だなんだ惚れた腫れたやってたのはあれはそれこそ「恋に恋する」状況で、別に心が潰れるような、自分が自分じゃなくなってしまうような思いに振り回されるみたいなことってなかったと思う。
初めて恋を知って、すごく涙もろくなって、何かを失うのがとても怖くなった。
それまでは、別にいつ死んだって構わない、だから明日が来なくても後悔しないやりきった毎日を、誰かに責任を求めない日々を過ごすことばかりに心を砕くという、退廃的な人生だったんだよね。文字で書くとなんか痛みがだいぶ激しくなるけど気にすんな。
とかなんとか言ってるわけですけど、この「STARDUST TRAIN」が大好きだったあの頃、完全に恋を知っている気持ちでおりました。不倫の歌なんですよね、これ。
もう、いつの時代だよっていうような木製の窓枠がはめてあるような、天鵞絨張りの椅子がある汽車にのり、手に手を取り合い何かから逃げる二人・・・
完全に稲葉さんとわたし、ふたりの世界。
どうしてあなたと先に出会えなかったんだろう、現実に戻る選択しかしないのに、それでもあなたと一緒にいたい・・・この身が2つあれば、誰もが苦しまずに済んだのに・・・とおかっぱ頭の小学生が涙を滲ませながらうっとりラジカセ抱えてる姿想像してよ。どうなのよ。
おい、お前12歳だろ。夫どころか司法が何もかもを許さねえよ。お前の現実は明日の給食に嫌いなマヨネーズが使われてるツナペーストとどう向き合うかなんだよ。
自分以外のことを自分以上に大切に思える、その人のために自分を大切にしたくなる、生きている世界の良いことや楽しいこと全部、その人と一緒に味わいたいと思うようなそんな恋に出会えるまであと8年近くあります。そしてその恋を失って再起不能になり、再度人間らしい心を取り戻すまで5年ほどかかります・・・
って過去に戻って教えてあげたら、絶望するかな?それとも楽しみだと思ってくれるか。
定期的に、10年前の自分が今の自分を見たらどう思うかな?ってたまに振り返ってみてるんだけど、この習慣はなかなか良いと思ってる。未来の自分は過去の自分を褒めてくれるけど、過去の自分が未来を考えてたとき、こうなるはずじゃなかったのに!って思ってたら過去の自分がかわいそうだから、修正のために未来を生きてる。
一時期、本当に死んだほうがマシかなって思ってたけど、今はまあ、これで良かったのかなと思えることが増えてきたので、よしとする。
本当、この曲好きだった頃、色々小難しく考えすぎる性格だったから、つい、いろいろ思い出しちゃうよ。音楽と匂いって本当タイムカプセルだよね。ぶわーーーってたくさん出てきちゃう。良いことも、ダメなことも。
ところでこの曲の、最後の「I want your love」っていう部分の稲葉さんの声が、わたしの「琴線」っていうのがあるならこれだなってわかるところに響きすぎてやばい。いまだに昔の習性で刷り込まれすぎているせいか、胸が苦しくなるほど切なくなっちゃう。
ねえ、みんなも聞いてみてよ。今は昔ほど痛くないから、「ね!良いよね!良いよねえ!!!」ってなった方が幸せだから。あー!わかるぅぅぅ!!!ってやりたいの。
あー。若いって良いよね。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
【BREAK THROUGH】「BREAK THROUGH」これくらいじゃまだまだ!何かと戦って負けそうな自分を奮い立たせてる誰かがいるんだ、自分以外にも。
アルバム:BREAK THROUGH 曲名:BREAK THROUGH
なんか忙しくなっちゃってネタはたくさんあるのに手がつかなくなってきたよ。
このブログのURLは2名にしか教えていないのに日々増えていくPV。知らない人が読んでると思うとゾクッとする・・・そんなわたしのLIVE GYMへようこそ。
実はこのアルバムと次のアルバムは姉が持っていて、それを借りパクするひどい妹だったわたしですが、自分で買ってないくせに、「わたしランキング」では上位に入るアルバムです。収録曲全体のバランスがすごく好きなんですよね。
そして、歌詞。なんか、すごく気持ちと曲にフィットする、まとまった歌詞に仕上がり始めた初めてのアルバム、という印象があるんですよ。ま、ただのファンの意見ですけど。
好きな曲は何曲かあるので、今回は一気に出さずにまずはタイトル曲の「BREAK THROUGH」。
この頃、ほら。カセットテープの時代だったやん。
ベストテープ作って、転写式のテキストはっつけてラベル作り頑張ってたやん。
歌詞だってコピー使うの大変だから、耳コピの手書きやん。
あと、練習する時も、歌詞カードにメモなんか書き込めないから、まず手でノートに書き写して、そんでブレスの位置とか打つわけやん。
すごく丁寧に曲を楽しんでたよな・・・って思わず遠い目なるわ。
楽しみ方ももう熱の入りようが異常で、聴いて楽しむだけじゃなく、自分が歌って格好良くないと許せなくて、節の取り方が独特だったり、Aメロ2回目微妙に違う、とかそういうディティールを全部再現しないといやで、本当細かくチェックして、録音して、音重ねて気持ち悪くならないか、とか「あんたどこのコピーバンドよ」レベルで仕上げてたんだよね。発表の場なんかどっこにもないのに。特にファンであることは内緒にしてたし、当時やっとカラオケがおじさんのお酒のお供じゃなくて、飲まない場にも裾野が広がり始めたかな、でも子供はまだ行かないわねって頃だったから。(レーザーディスクから通信に切り替わるくらいだったと思う)
やっと小学校の卒業の記念で子供だけでカラオケ行こう、ってなっても、せっかく仕上げたB'zは全く歌えず、なんかもうとりあえず知ってる曲でみんなもわかる曲ならなんでもいいや、って山本リンダの曲を歌った(わたしは忘れてたけど、幼馴染が強烈だったって思い出話で挙げてきて知った)くらいだから・・・
もし当時、今みたいにYouTubeがあったら絶対わたしのアカウントは「歌ってみた」だらけだっただろうな・・・ってちょっと切なくなるわ。ま、確実に炎上してトラウマになって終わりでしょうけど!あははは。
まあ、そんくらい仕上げに磨きをかけていたわけですけど、この曲、最後に「時には法律さえも関係ない」っていうところがあってね。ここがなんでだかいつもうまく歌えなくて、なんどもなんども修正してやっとうまく取れるようになった思い出の曲なんだよね・・・今も気をぬくと「うりつさえ」のところが稲葉さんと違くなっちゃうんだよ。
今もイントロの部分を勝手に頭の中で流して、ついつい脳内で練習始めちゃうよ。魂百までだわ。
しかし、そこまで丁寧に仕上げる割には英語の意味はそこまでちゃんと理解してなくて
「なんだろー。壊す、何を壊すの??」みたいな。大人になってちゃんと意味がわかると、なかなかいい曲なんだよね。「チラチラ隙見せといて結局男跳ね返す 誰もが羨望の眼差し」っていう「そんな女」っていうのはあまりみたことないし、まあ、「夢」って男にとってそういうもんなん??って思うところはありますけど。
でも、「無理だからやめときなよって聞き飽きた周りの声に流されることはもうないよ」っていう部分は、今も大事にしたいと思ってる。
急に普通に語り出すけど、この頃のB’zの曲は特に、周りが大人になりはじめて、叶えたいと思う夢の質が変わり出してきて、今までと同じ夢を追いかける自分は子供なんだろうか、無茶なことを追い続ける自分を周りが見ている目はどんなものだろう、わかってるけど、でも自分を信じていつか見返してやりたい、っていうテーマが多くて、ついつい感情移入してしまう。この曲を初めて聞いた当時も、30年経った今も、やっぱりちゃんと同じ気持ちに立ち戻る。
わたしは彼らほど努力もできてないしそもそも才能もないけど、それでも自信を持てることを何かやろうとするのは、誰かに馬鹿にされて良いことじゃないし、できれば認めてもらいたいなあ、と思うわけですよ。
あと、かなり飛び出すけどDestiny's Childの「Survivor」の、以下もバイブルにしてます。
【OFF THE ROCK】「OH!GIRL」のイントロはまさにB'zの今を予感させるアツさ、若さと時代を感じるラブソングとメロディで思わずタンデム走行したくなる
アルバム:OFF THE ROCK 曲名:OH!GIRL
タンデムってなんだっけ。
なんか、アルバム全曲書いてたら2ヶ月じゃ間に合わないことに気づいたので、なんか、順番は一応リリース順を意識しつつも、書けるのから書いていこうと思い始めたので、よろしくお願いいたします。
まだ打ち込み色が強かったファースト、セカンドアルバム。その中でTakサウンドの片鱗がだいぶ見えるこの曲は、なんとファン投票でも高いランクをキープする人気曲だということで。
この疾走感、眩しい歌詞の世界観、何をとっても「ああ、この時期の二人だからこそ作れた曲だよ!!!」と思わざるをえない名曲です。
なお、これはカラオケで歌える曲です。
話は変わりますけど、わたし、当時、実はB'zの熱狂的なファンでしてね。発売日が決まったCDは基本全てフラゲ。よく考えてみるとお金もなかったし雑誌もそうそう買えなかった、ネットなんて当時一般のものじゃなかったし、どうやって情報手に入れてたんだろ・・・
あ。レコード屋さんの新譜のお知らせ掲示板か!!!!!そっかそっか。懐かしいなー。しかも駅ビルに入ってるやつね。あー。懐かしい。予約は足がつくからできなかったけど。
まあ、で、ファンであることは頑なに隠してたわけよ。バカにされるのが嫌だったのもあるけど、「この人たちの良さは、わたしだけが知っているもの」にしたかったから。(ここから気持ち悪い話を一気に、アクセル緩めないで行くよ)
誰かと「わかるぅー。あの曲いいよねえ」「かっこいいよね、わたしも同じくらい大好き!」ってやるのとか無理なくらい好きで好きで、これくらい好きなのは世界にわたししかいないと思ってたし、こんなにセクシーで、わたしの全てを包んでくれる歌詞とメロディはこの世にはこれしかなくて。しかもなぜかアルバムの発売日、わたしの誕生日狙ってくるし、これは運命だというほかない。とか思ってた小・中学生時代ね。もう全財産全てB'zとコーヒーシュガーとりぼん、そしてオレンジページにつぎ込んでたよね。
あ、コーヒーシュガーは理科の実験で使ったとき先生が一粒味見で食べて良いよっていってくれてからどハマりして小遣いはたいてまで買ってむしゃむしゃやってた、っていうのと、りぼんはご存知、少女漫画ね。オレンジページは料理本だよ。渋い好みだな、我ながら。
でも、まあわたしがデビューしてGB(※GuiterBookね)とかにインタビューされたとき、初めて買ったCDは?って聞かれたときカモフラージュしないといけないから(嘘をつくということは考えない、良い子なわたし)わざわざAEROSMITHのCDも買ったりしてたんだけどさ。そしてクラスメイトには洋楽好きなおしゃれなわたし的な黒いアピールをしていた覚えがあるね、痛いね。
そんな彼らとの蜜月も、高校卒業する頃には徐々に冷め始めて(多分、リアルな恋愛に夢中になったもんで)、わたしのつぎ込み人生は「SURVIVE」でうちどまるわけなんですが・・・
それでも8年間、だいぶ異常な愛情を注ぎ続けたこの過去は、しばらく離れた間でもやっぱり完全に興味を消せるレベルじゃなくて、どこかでちょっとでも声を聞いたり音を耳にすると、むっ?と体が反応してしまう、というね・・・
「まだまだ他のやつはメじゃない 君への思いなら誰にも負けないから」
まさに、OH!GIRLの歌詞の思いはB'zへのわたしの思いと重なるわけですね。
いや、ごめんなさいガチ勢には普通に負けてると思うけど。わたしの偏愛には、って意味ですよ。まあわかるかww
以上、どうぞよろしくお願いいたします。