【BREAK THROUGH】「BREAK THROUGH」これくらいじゃまだまだ!何かと戦って負けそうな自分を奮い立たせてる誰かがいるんだ、自分以外にも。
アルバム:BREAK THROUGH 曲名:BREAK THROUGH
なんか忙しくなっちゃってネタはたくさんあるのに手がつかなくなってきたよ。
このブログのURLは2名にしか教えていないのに日々増えていくPV。知らない人が読んでると思うとゾクッとする・・・そんなわたしのLIVE GYMへようこそ。
実はこのアルバムと次のアルバムは姉が持っていて、それを借りパクするひどい妹だったわたしですが、自分で買ってないくせに、「わたしランキング」では上位に入るアルバムです。収録曲全体のバランスがすごく好きなんですよね。
そして、歌詞。なんか、すごく気持ちと曲にフィットする、まとまった歌詞に仕上がり始めた初めてのアルバム、という印象があるんですよ。ま、ただのファンの意見ですけど。
好きな曲は何曲かあるので、今回は一気に出さずにまずはタイトル曲の「BREAK THROUGH」。
この頃、ほら。カセットテープの時代だったやん。
ベストテープ作って、転写式のテキストはっつけてラベル作り頑張ってたやん。
歌詞だってコピー使うの大変だから、耳コピの手書きやん。
あと、練習する時も、歌詞カードにメモなんか書き込めないから、まず手でノートに書き写して、そんでブレスの位置とか打つわけやん。
すごく丁寧に曲を楽しんでたよな・・・って思わず遠い目なるわ。
楽しみ方ももう熱の入りようが異常で、聴いて楽しむだけじゃなく、自分が歌って格好良くないと許せなくて、節の取り方が独特だったり、Aメロ2回目微妙に違う、とかそういうディティールを全部再現しないといやで、本当細かくチェックして、録音して、音重ねて気持ち悪くならないか、とか「あんたどこのコピーバンドよ」レベルで仕上げてたんだよね。発表の場なんかどっこにもないのに。特にファンであることは内緒にしてたし、当時やっとカラオケがおじさんのお酒のお供じゃなくて、飲まない場にも裾野が広がり始めたかな、でも子供はまだ行かないわねって頃だったから。(レーザーディスクから通信に切り替わるくらいだったと思う)
やっと小学校の卒業の記念で子供だけでカラオケ行こう、ってなっても、せっかく仕上げたB'zは全く歌えず、なんかもうとりあえず知ってる曲でみんなもわかる曲ならなんでもいいや、って山本リンダの曲を歌った(わたしは忘れてたけど、幼馴染が強烈だったって思い出話で挙げてきて知った)くらいだから・・・
もし当時、今みたいにYouTubeがあったら絶対わたしのアカウントは「歌ってみた」だらけだっただろうな・・・ってちょっと切なくなるわ。ま、確実に炎上してトラウマになって終わりでしょうけど!あははは。
まあ、そんくらい仕上げに磨きをかけていたわけですけど、この曲、最後に「時には法律さえも関係ない」っていうところがあってね。ここがなんでだかいつもうまく歌えなくて、なんどもなんども修正してやっとうまく取れるようになった思い出の曲なんだよね・・・今も気をぬくと「うりつさえ」のところが稲葉さんと違くなっちゃうんだよ。
今もイントロの部分を勝手に頭の中で流して、ついつい脳内で練習始めちゃうよ。魂百までだわ。
しかし、そこまで丁寧に仕上げる割には英語の意味はそこまでちゃんと理解してなくて
「なんだろー。壊す、何を壊すの??」みたいな。大人になってちゃんと意味がわかると、なかなかいい曲なんだよね。「チラチラ隙見せといて結局男跳ね返す 誰もが羨望の眼差し」っていう「そんな女」っていうのはあまりみたことないし、まあ、「夢」って男にとってそういうもんなん??って思うところはありますけど。
でも、「無理だからやめときなよって聞き飽きた周りの声に流されることはもうないよ」っていう部分は、今も大事にしたいと思ってる。
急に普通に語り出すけど、この頃のB’zの曲は特に、周りが大人になりはじめて、叶えたいと思う夢の質が変わり出してきて、今までと同じ夢を追いかける自分は子供なんだろうか、無茶なことを追い続ける自分を周りが見ている目はどんなものだろう、わかってるけど、でも自分を信じていつか見返してやりたい、っていうテーマが多くて、ついつい感情移入してしまう。この曲を初めて聞いた当時も、30年経った今も、やっぱりちゃんと同じ気持ちに立ち戻る。
わたしは彼らほど努力もできてないしそもそも才能もないけど、それでも自信を持てることを何かやろうとするのは、誰かに馬鹿にされて良いことじゃないし、できれば認めてもらいたいなあ、と思うわけですよ。
あと、かなり飛び出すけどDestiny's Childの「Survivor」の、以下もバイブルにしてます。