わたしのLIVE GYMへようこそ

人生初のB'zのLIVE GYMに参加するまでの気分を高めるため、熱烈ファン時代に愛した曲たちのレビューを日々していこうと思います。

【BREAK THROUGH】「STARDUST TRAIN」体が二つあったらあなたの愛と誠実に生きられたのに、と涙を流す小学生だったあの頃

アルバム:BREAK THROUGH  曲名:STARDUST TRAIN


B'z STARDUSTTRAIN

 

別にわたしの趣味のブログなのでわたし語りでいいんだよね?まあ、させてもらうけど。

小学生の時、みんなバレンタインでチョコレートあげたりとかしてたじゃん。なんか、今思うとあれ、別に好き嫌いとかじゃなくてチョコレートを手作りする女子な自分が好きだからそれに興奮してたんじゃないか?と睨んでるんですけど、どうでしょう。

わたくしは初恋と呼べる恋はものすごく遅くて、19とか20くらいだったのかも、と思う。それまで彼氏だなんだ惚れた腫れたやってたのはあれはそれこそ「恋に恋する」状況で、別に心が潰れるような、自分が自分じゃなくなってしまうような思いに振り回されるみたいなことってなかったと思う。

初めて恋を知って、すごく涙もろくなって、何かを失うのがとても怖くなった。

それまでは、別にいつ死んだって構わない、だから明日が来なくても後悔しないやりきった毎日を、誰かに責任を求めない日々を過ごすことばかりに心を砕くという、退廃的な人生だったんだよね。文字で書くとなんか痛みがだいぶ激しくなるけど気にすんな。

とかなんとか言ってるわけですけど、この「STARDUST TRAIN」が大好きだったあの頃、完全に恋を知っている気持ちでおりました。不倫の歌なんですよね、これ。

もう、いつの時代だよっていうような木製の窓枠がはめてあるような、天鵞絨張りの椅子がある汽車にのり、手に手を取り合い何かから逃げる二人・・・

完全に稲葉さんとわたし、ふたりの世界。

どうしてあなたと先に出会えなかったんだろう、現実に戻る選択しかしないのに、それでもあなたと一緒にいたい・・・この身が2つあれば、誰もが苦しまずに済んだのに・・・とおかっぱ頭の小学生が涙を滲ませながらうっとりラジカセ抱えてる姿想像してよ。どうなのよ。

おい、お前12歳だろ。夫どころか司法が何もかもを許さねえよ。お前の現実は明日の給食に嫌いなマヨネーズが使われてるツナペーストとどう向き合うかなんだよ。

自分以外のことを自分以上に大切に思える、その人のために自分を大切にしたくなる、生きている世界の良いことや楽しいこと全部、その人と一緒に味わいたいと思うようなそんな恋に出会えるまであと8年近くあります。そしてその恋を失って再起不能になり、再度人間らしい心を取り戻すまで5年ほどかかります・・・

って過去に戻って教えてあげたら、絶望するかな?それとも楽しみだと思ってくれるか。

定期的に、10年前の自分が今の自分を見たらどう思うかな?ってたまに振り返ってみてるんだけど、この習慣はなかなか良いと思ってる。未来の自分は過去の自分を褒めてくれるけど、過去の自分が未来を考えてたとき、こうなるはずじゃなかったのに!って思ってたら過去の自分がかわいそうだから、修正のために未来を生きてる。

一時期、本当に死んだほうがマシかなって思ってたけど、今はまあ、これで良かったのかなと思えることが増えてきたので、よしとする。

本当、この曲好きだった頃、色々小難しく考えすぎる性格だったから、つい、いろいろ思い出しちゃうよ。音楽と匂いって本当タイムカプセルだよね。ぶわーーーってたくさん出てきちゃう。良いことも、ダメなことも。

ところでこの曲の、最後の「I want your love」っていう部分の稲葉さんの声が、わたしの「琴線」っていうのがあるならこれだなってわかるところに響きすぎてやばい。いまだに昔の習性で刷り込まれすぎているせいか、胸が苦しくなるほど切なくなっちゃう。

ねえ、みんなも聞いてみてよ。今は昔ほど痛くないから、「ね!良いよね!良いよねえ!!!」ってなった方が幸せだから。あー!わかるぅぅぅ!!!ってやりたいの。

 

あー。若いって良いよね。

 

以上、どうぞよろしくお願いいたします。