わたしのLIVE GYMへようこそ

人生初のB'zのLIVE GYMに参加するまでの気分を高めるため、熱烈ファン時代に愛した曲たちのレビューを日々していこうと思います。

【BREAK THROUGH】「BOYS IN TOWN」同じスクランブルでもこんなに映る景色は違う、今も昔も渋谷は夢の集まる街

アルバム:BREAK THROUGH 曲名:BOYS IN TOWN 


BOYS IN TOWN - B'z [Instrumental] (Cover)

だめだ、今回はとうとうインストの引用だ・・・

 

さて、気持ち悪くてそろそろみんな引いてきた頃かな、と思いますが続けて行きます。なぜなら私はhalf tone lady。fool for the loveなのです。cool down your mindって言われても止まらないのです。

さあ、こんな感じでどんどん行きましょう。

 

この曲はB'zとしてスタートする1年前の稲葉さんのイメージで描かれた世界観という話らしいです。

「何をしたいの?誰としたいの?時々臆病になるよ

 行方知れずの将来のこと忘れたいけど空回りもいやだ」

「今も楽しいけどもっと派手なことするのさ

 みんなのこと悔しがらせてみたい」

大きな才能が花開く前の若い獅子が、虎視眈々と都会の空を見つめる感じがすごい熱く伝わってくる、良い歌詞ですよね。

わたしはとてもおとなしい性格で、体も小さかったものですから、とにかく「何もできない子供」と親からも思われていて、小学校何年間もずっと同じ女の子のターゲットにされて友達を取られたりとか本当「もっと楽しい毎日がどこかにあるはず」ってずっと悶々としていたんですよ。

きっといつか、誰かがわたしと友達だってことを自慢に思う日がくる。きっといつか、わたしをバカにしたことを後悔する日がくる、って。

そんな気持ちにぴったりと合った、熱意溢れる一曲なんですね。

ただ、まだ当時、わたしは渋谷に詳しくなかったので(高校生にならないと渋谷まで遊びに行くことはなかったので)「公園通りで群れて引っ掛ける刹那のハッピー」の意味がわからなかったんですけど。
公園通りでナンパって、パルコ行く女の子ひっかけるってことかしら?成功率低そうだけど昭和の頃はあの辺がナンパできるエリアだったのかなあ??わたしが高校生の頃は東急ハンズの方とか、センター街、109までのあのみずほとかマツキヨとかあるあたりが一番すごかった記憶だけど・・・

 

人は誰しも、いつか自分が「何者か」になれるんじゃないか、自分のいる場所はもしかしたらもっと高い位置なんじゃないか?って期待しながら、そしてがっかりして、現実に追われて生きているんだと思うんですよ。で、ある程度年齢を重ねたら自分は何者でもなかった、って諦めて、諦めればがっかりすることもないので、平常心で生きられる、それが正しい人生だって思ってるんだ。

わたしももう良い加減、「誰かに注目されること」が最後の正解じゃないことはわかっていて、それが「ひとかどの人」である証明とは思わない。

でも、SNSやブログとかで簡単に誰でもどうでも良いことを「発信」できるようになると、「あれ?もしかして自分は世間に対して何か行動を起こせる人間なんじゃないか?」と勘違いしやすい環境が整うし、わたしの場合は余計に、仕事柄みんなが楽しんでいる媒体や話題になるアプリを提供する側の人たちと近しいから、まるで自分もその関係者なんじゃないか、って錯覚することもある。

だから、いつも気がつくと、あれ?自分には何もないんだった、って真っ暗な足元を呆然と見つめてたりするわけなんだけど、それでもどこかで「大丈夫、まだ先がある」って思ってるんですよね。

少しずつでも自分が変われたら、もしかしたら、振り返ったそこに何かが残っているんじゃないかなって思って、前に進もうとするわけです。良い歳になっても。

どうなりたい、っていうイメージがあるわけじゃないし、何かできるとも思ってないし、何も始めてないから、自分が一番好きな自分になれたら、それがゴール、っていう認識に落ち着いただけ、まともな大人の姿になれたのではないか、と思ってはいますけど。はは。

「つまづいても降りたら終わっちゃう」ので、わたしは降りない道を選びたいです。だって、今でも稲葉さんは憧れのひとなんだもん。

 

「あの人はすごいと世界の噂になりたい」

あなたは、もう、全てを飛び出して、きっとこの曲を思い出した時に「こんな時もあった」って笑っているのでしょう。

わたしも今も追いかけてますよ、あなたを。

 

以上、どうぞよろしくお願いいたします。