【BREAK THROUGH】先駆けすぎたせいか?あまり広まらなかったけど、昭和の女子にとっての「ちはやふる」は「LADY-GO-ROUND」だと思う
アルバム:BREAK THROUGH 曲名:LADY-GO-ROUND
なかなか初期B'zらしさが出ている、打ち込みサウンドが光った1曲。
まあ例によってなかなかな恋愛観の世界を歌ってるんですけど、
「 砕け散ってるアスファルトで抱きしめた君の 卒業の夜にお別れするなんてもう夢のよう」
まずアスファルトが砕け散ってるところで抱き合うとかちょっとやめたほうがいいし、
「明日home town帰る君にあげよう 溶けるような極上キス それっきりでバイバイさ」
溶けるような極上キスはいいんだけど、それっきりでバイバイするくらいならお別れキッスなんてやめておけよ・・・とも思うわけです。
4年制の大学で、卒業シーズン、就職は決まって出身地である地方に戻ってしまう女子(昔は珍しくなかったもんね、そんなことも)。その彼女と別に遠距離で続けるほど愛してるってほどでもない、ジャスト「彼氏」「彼女」のステータスでの繋がり。まあ寂しいけど恋愛なんてぐるぐる巡っていくもんだし、次はどんな人と付き合うのかなー。逆らえない地球の摂理には身を任せよう!!
みたいな印象の曲です。
いきものかがりやゆずなどには見られにくい世界観ですね。(わたしがあまり知らないってこともあるし、世の中が期待している世界観を守っているってのもあるんでしょうけど)
いきものがかりの吉岡さんが、この手の歌詞の曲をあの感じでのびのびと歌い上げたら、すごいギャップでさぞかしセクシーなんだろうなーって思うけど。
さて、この曲の歌詞で注目すべき大きな点は百人一首の歌が引用されているところですね。
「心にも あらでうき世に ながらへば 恋しかるべき 夜半の月かな」 三条院
「嘆けとて 月やはものを 思はする かこち顔なる わが涙かな」 西行法師
「このたびは 幣も取りあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」 菅家
何度も書いてますけど、当時インターネットなんてないわけじゃないですか。わたし、この歌詞の意味をどう捉えたら?と調べまくって行き着いた解が、百人一首。
まあ、わかった途端、カルタ取り超ハマって、その年のお年玉で買いましたよねー、かるたを。色々覚えて、学校でやる年1のかるた大会みたいなのを超絶楽しみにするという根暗い感じの女子でした。頭の中では稲葉さんに追われるいい女でしたけど・・・
趣味が合う子も全然見つからなかったな・・・かるたハマってたことも周りに言わなかった覚えがある。
しかももし当時、競技かるたなんて存在知ってたら、もっとハマってたんだろうな。わたしが子供の頃ネットがあったら本当人生がだいぶ変わっていた気がする。いい風にも悪い風にもw
今の時代、本当便利になって、何でもかんでもアプリがあって、無料でDLできちゃうし、多分かるたもあるんだろうな・・・久しぶりにやってみようかな。こうやって気軽にできるのは最高だけど、なんか、こう達成感というか、ずっと思いが残る何か、みたいなのは少ない気がしちゃう、ってのは老害の考え方かねww
以上、どうぞよろしくお願いいたします。