わたしのLIVE GYMへようこそ

人生初のB'zのLIVE GYMに参加するまでの気分を高めるため、熱烈ファン時代に愛した曲たちのレビューを日々していこうと思います。

【B'z】「君を今抱きたい」音色、歌詞どれをとっても昭和(80年代)感あまりある、稲葉さん初作詞曲

アルバム:B’z 曲名:君を今抱きたい


B'z 君を今抱きたい 〜 OUT OF THE RAIN

(お願いだからYouTubeに歌ってみたとかカラオケ映像とかアップしないでよっていつも思う)

 

あの、最初に書いておきますけど、このブログ、小学生から高校生だった頃のわたしの思い出が中心で、事実がどうとか、もっとマニアックな人がちゃんと把握しているエピソードとかは全然入ってないので。「それは違いますよ」とか思っても教えてくれなくて大丈夫です。

当時インターネットもなくレンタルだってお金なくてできなくて、ラジオから必死に録音して、古本の雑誌からクリッピングした子供の思い出と思い入れだから、ちょっと自由に書かせてください。ね。

 

さて。

デビューアルバムB'zのシングルカット曲は「だからその手を離して」なのに、なぜこの曲をいの一番でレビュー??と思ってくれた人、あなた意外とB'z詳しいですね。

むしろ「だからその手を離して」も知らねーよ、って人だっているくらいだと思ってるんですよ。世代にもよるかもしれませんが。

この曲は稲葉さんが初めて作詞した曲と言われていて、なので当ブログ初のエントリはこれだな、って思った。それだけなんですけどね、理由は。

 

昭和のポップスってなぜか、やたら英語の歌詞を挟み込むじゃないですか。発音も悪いし意味もわかってねーのに。その絶妙なダサさ加減って当時もなかなかたまらなく居心地が悪かったんですけど、この曲もまあ超絶良い感じに英語詞が入ってくるんですよね。

※名誉のために先に言っておくと、稲葉さんは歌詞を考えるとき、英語スタートなんだそうで。当時そのエピソードを聞いたわたし、ああ稲葉さんって本当にかっこいい。好き!もう結婚!!!って思ってたの。しばらくして、譜割的に英単語のがリズム合わせやすいっていうのがこの手法を取られた理由なのではないか、と勝手に思っているけど。

なので、稲葉さんが書いた詞の場合、かっこよさ優先の英語詞じゃなく、ここはもともと書いたままでGOしよう、って思って採用した流れだったと信じたい。だから、他の歌謡曲とは一線を画した理由がそこにはあるのだよ!ということにする。

今の子たちにはわかんないだろうけど、当時英語ってかっこよかったんだよ。すごい、英語だ!!みたいなwww

 

「急に降り出した雨に ジーンズもまとわりついて

 your long hair 人の波に探してる」

みたいな急な英語がフレーズに一つくらい必ず入るAメロ。いや、Aメロだけじゃない、サビもなんだけど。

基本、この時代のは特にどんな曲も女を追っかけるストーリーのものが多く、まだ小学5年生だったわたしは自意識過剰にも追っかけられる女の気分で聞いていたのですが、この曲だけはあんまり感情移入できなかったんですよね。英単語が邪魔してきているせいでは決してないわよ。他は大丈夫だもん。

情景は浮かぶけど、なんかよくわかんなかったんだよな。まあ、今もだけど・・・

 

そして、音色。ボーカルのエフェクトが、やたらなんか80年代初期のニューヨークを思わせるような、古い加工がかかってるんだよね。他の曲はそんなことないから多分、わざとそういう音色にしているんだろうけど・・・

また、稲葉さんもまだお若かったからだと思うけど、綺麗に歌おうとしていなくて、ほとばしる若さがにじむ歌唱法を使っていて、またそれもこそばゆい。

ビヨンセが一時期、DreamGirlsの撮影中、美しく、技術を使って綺麗に歌い上げるよう監督に指示されていたために、同時に制作していた自身のアルバム「B'day」では、わたしはこんな歌い方もできる、情熱と荒さを出してもここまで技巧的に歌い上げられるのよ!というのをぶつけて作った、という逸話がありますが(代表曲はdéjà vu)、それを彷彿とさせるような歌い方なんですね。

ぜひ聞いてみてください。

 

この曲、後日リリースされる全曲英語詞のミニアルバム「BAD COMMUNICATION」にて英語詞verが収録されているのですが、英語詞でもやっぱり、なんかしっくりこなくてわたし的好きな曲ランキングにはあまり入ることがない結果に・・・

でも、なぜかたまに聴きたくなっちゃう。

 

雨の都会で聞いて、未来のために捨てた過去に思いを馳せ、「思い出になんかしたくない・・・!」って叫んでください。

 

それではよろしくお願いいたします。